「厳密会計」ではなく「実質会計」とすべきかも
2006-12-17
方向性のキャッチアップだけですが。
P.S.
ukノオト氏、「現行の」と断りを入れておられるので釈迦に説法の可能性はありますが、ASBJはリース会計基準改正を進めていますよね。減価償却ルール変更の件とセットで考えれば当然の流れですが、リース会社との付き合い方がかなりドラスティックに変わる可能性があるんじゃないかと。
リース取引に係る会計基準に関する意見書(企業会計審議会第一部会,平成5年6月17日)を今更ながら読むと「へっ?」となる。
一方,我が国の現行の企業会計実務においては,リース取引は,その取引契約に係る法的形式に従って,賃貸借取引として処理されている。しかしながら,リース取引の中には,その経済的実態が,当該物件を売買した場合と同様の状態になると認められるものがかなり増加してきている。かかるリース取引について,これを賃貸借取引として処理することは,その取引実態を財務諸表に的確に反映するものとはいいがたく,このため,リース取引に関する会計処理及び開示方法を総合的に見直し,公正妥当な会計基準を設定することが,広く各方面から求められてきている。
公正妥当な会計基準を設定することを求めなかった方面の影響力が大きかったのかどうかは知りませんが,結局は「へっ?経済的実態?」な現状。
「試案」の公開草案という非常に奥ゆかしい状態にとどめおかれている「改正」リース取引会計基準がどういう形になるのか。
それこそ内部(ってどこかしらないけど)では「企業の,いや日本の成長を阻害する!」だとかいう議論がされているんでしょうか。
個人的な論点メモ。
* 会計ルールが企業活動を阻害するのか?
* 例外ルールの設定は実質を損なう抜け道にならないか?あるいは別の補完的なルールを必要とするのではないか?(例としては現行のリース会計)
「厳密会計」というより「経済的実質会計」へというのが潮流だということを考えると,リース会計基準の改正論議での会計士協会の立ち回りに期待したいところ。
じゃないと,「会計士なんて結局,有報の形式チェック屋じゃん」で終わっちゃうよ。
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