谷中でみた春景色
2007-03-19
いしいしんじの『お墓アンダーグランド』(『東京夜話』収録)に惹かれて谷中まで。
JR日暮里駅を降りて騒がしい西方面と間違わずに,
線路を跨ぐ陸橋を東方面へ進むと,すぐに墓苑に行き当たる。
左手にお墓を見ながら,
すでにそこは,いしいの描いたアンダーグラウンドの入り口かもしれない
と思いつつ階段をくだると,すぐに上り坂が続いている。
向こうから大勢でやってくる外国人の脇を通り過ぎながら,
彼ら彼女らは,この谷中(の地下深く)に広がる世界を想像できるだろうか
と想像してみる。ムリだな。ぼくにもだ。
歩道に沿って桜が植えられていて,つぼみもだいぶ膨らんでいる。
今日は風が寒く強いけれど,この桜の様子を見ていると,
春という季節の訪れの近いことが感じられて,なんだか温かくなる。

おじさんがきびだんごを売っている。
買ってみる。
目の前で湯で(おじさんのリヤカーにこう書いてある),きな粉をまぶしてくれた小振りな串だんごは,岡山土産の「きびだんご」とは違う味がする。
これが「きび」の味かもしれないと思った。
Entry Filed under: フオト. .


Trackback this post | Subscribe to the comments via RSS Feed