親心の罪
ダメな子ほどかわいがってしまう親心は,結局エゴだ。
日興騒動は雪印事件と同じ (NBニュース):NBonline(日経ビジネス オンライン):
大臣発言の裏には「(金融庁は)刑事告発をせずに、課徴金だけで済ませてやったじゃないか。そういう“親心”がなぜ分からないのか」といった思いがあったのではないでしょうか。
日興が「騒動」で雪印が「事件」。
そしてその関連性は「トップの開き直りが事態を悪化させたこと」。
会見を欠席したことは、不祥事を起こした企業のトップの取る態度ではありませんよ。会見を部下に任せて、自分たちは裏にいたわけでしょう。やっぱり会長と社長が表に出てきて平身低頭、「本当に申し訳ありませんでした」と詫びるべきでした。そうすれば、こんな騒ぎにはならなかった。
だなんて,なんて安直な。
企業不祥事でトップマネジメントが出てきて,頭を下げるたびにぼくらは,
「本気で謝っている?立場上,いまは下を向いて頭の上を嵐が過ぎるのを待っているだけで,ほんとうは,『クソ。どうしてトップのオレが頭を下げないといけないんだ』なんて悪態をついているのではないの?」
と思ってきた。
だから,日興コーディアル・グループのケースは,
「ああ,やっぱりそうだったんだ」
と再確認しただけのこと。
むしろ問題は,問題が表面化した,ごく初期の段階で金融庁が
やはり「事件は非常に重大だが、かといって日興の上場廃止はふさわしくない」という政策判断をしていた
こと。
何に「ふさわしくない」のか,
証券取引市場の一端を担う会社が粉飾まがいのディスクロージャーをすることは,
それでもまだ証券会社として生きるに「ふさわしい」のか。
明らかにトップ(金子前会長、有村前社長)の判断ミスですね。大きな判断ミスです。彼らには危機管理能力が欠けていたとしか思えません。先を見通す力も足りなかった。
金融庁と東証が同じ轍を踏んではいないと言えるのか。
カテゴリー: ビジネス タグ:


この投稿へトラックバック | RSS フィード経由でコメントを購読